新潟県工業技術総合研究所様とMR 技術を活用した機器の操作マニュアルシステムの実証実験を行いました。
株式会社メビウス(本社:新潟県新潟市、代表取締役社長:加藤幸久、以下「メビウス」)は、7/31(水)に新潟県工業技術総合研究所様(以下、工業総研様) とともに、AI や MR※1 などの技術を組み合わせ製造業現場教育の自動化を目指した実証実験を行いました。
※MR は Mixed Reality(複合現実)の略称。
■取組みの背景
メビウスでは、創業より関わりの深い製造業様の付加価値向上に寄与することを目指し、AI、MR 等の IT 分野における最新技術を用いることでご支援できるソリューションを模索してまいりました。特に、昨今の人口減少を背景にした人材不足における課題解決に向け、人材の教育に資する技術開発を行っています。
■実証概要
今回の実証は、県内製造業等の高度化を支援する工業総研様との共創プロジェクトとして、工業総研様が貸し出し機器として所持する振動試験機※2 を対象に、MR 技術等を応用した操作マニュアルシステムによる実操作検証を行いました。
本システムは、MR ゴーグルを通して作業手順を動画等によって確認できるほか、実機に合わせた操作ポイントの表示や、AI による自然言語でのマニュアルに関する情報の解説が可能です。本システムを活用することで、利用者が初めて機器を利用する場合でも、利用者のみでの操作を可能とし、貸し出し機器の利用促進と、工業総研様の業務効率化を推進します。
※トラックで輸送する時と同じ振動を与えても商品が壊れないかどうかを調べる機器。
■実証結果
実際に体験された職員の方からは、「思っていた何倍も楽しくでき、ゲームのようで新しかった」とのお言葉を頂戴しました。引き続き、操作性等に関する改良を加えながら、システム実現に向けた取組みを推進してまいります。
公式ホームページ|新潟県工業技術総合研究所(※外部サイトに遷移します。)